あらゆるソリューションとしてのSASEクラウド企業宣伝
誰もがSASEクラウドの素晴らしさを語っていますが、企業顧客にとってのセキュア・アクセス・サービス・エッジ（SASE）のデメリットやリスクは何でしょうか？終わりのない約束に誘惑されてしまうと、IT組織にとってどのような危険があるのでしょうか？SASEクラウドの企業向け宣伝文句に従うべきでない10の理由をご覧ください。独立したクラウドとネットワーク戦略をコントロールするために何ができるかをお読みください。
SASEクラウドの10のデメリットとリスク
SASE Cloudは、クラウド、ネットワーク、セキュリティ分野における素晴らしいイノベーションです。誰でも、いつでも、どこでも、手間をかけずにコラボレーションできる。しかし、だからといってこのテクノロジーが誰にでも適しているとは限らない。私は、このテクノロジーがあなたの組織にとって完璧なクラウド・ネットワーキング・ソリューションではないかもしれない10の理由をリストアップした。
- レガシー・アプリケーションの中には、SASEのクラウド環境ではうまく動作しないものもある。そのため、予期せぬパフォーマンスの問題が発生したり、オンプレミスで利用し続けるためのコストがさらに高くなったりする可能性がある。
- エンドユーザーがクラウドにアクセスするためには、会社のノートパソコンにさまざまなソフトウェアやクライアントをインストールする必要がある。エンドポイント上のソフトウェアは、もはや適切に管理することができません。潜在的なセキュリティ・リスクにつながる可能性がある。
- 企業データは外部（グローバル）接続、セキュリティ、クラウドプロバイダーに分散しているため、コンプライアンスやデータ管理の分野でさまざまな新たな課題が発生する可能性がある。
- エンドポイント間の直接接続を必要とするミッションクリティカルで低遅延のアプリケーションは、うまく機能しない可能性がある。
- ネットワーク・ファイアウォールの特定のプロトコルや機能は、SASEクラウド環境ではあまり機能しません。さらに、クラウド環境では、Webアプリケーションファイアウォールに対するコントロールと柔軟性が低くなります。
- SASEのクラウドプロバイダーで障害が発生すると、データやシステムの可用性に大きな影響を及ぼします。自社ネットワークのボタンに縛られることがなくなるため、自社で管理することができなくなります。
- すべてのクラウドプロバイダーが、常にSASE環境でうまく統合して動作するとは限りません。ハイブリッドクラウドやマルチクラウドが組織にとってますます重要になってきているのであれば、この点に細心の注意を払ってください。
- SASEクラウド環境を選ぶか？その場合、単一のプロバイダーにロックインされる危険性があります。会社のネットワークとセキュリティ全体を単一のプロバイダーにアウトソーシングすることが賢明かどうか、自問してみてください。
- SASEプロバイダーは何でもできて、全てのソリューションを持っているように見えます。しかし、各プロバイダーには違いがあり、セキュリティやネットワーク・パフォーマンスの点で不十分なところもあります。様々なプロバイダーを幅広く比較し、トライアルやワークショップを利用してから選択するようにしましょう。
- 私自身は、リストの10番が非常に重要だと考えています。なぜなら、SASEクラウドへの移行はIT組織の人々に影響を与えるからです。アウトソーシングによって、いくつかの機能が冗長になり、知識や経験が失われます。また、社内のネットワーク・チーム、クラウド・チーム、セキュリティ・チームの間で新しい形のコラボレーションが必要になります。このような変革や新しい形のコラボレーションに対応できるかどうか、社内の組織をよく見直してみてください。
SASEが自分に合っているかどうか、また、どのような選択肢があるかは、どのように判断すればよいのでしょうか？
お読みになったように、SASEクラウドはすべての人にとって最適なソリューションではありません。従って、私は、経験豊富な独立したマネージド・サービス・プロバイダー（MSP）と協力することを常に企業にアドバイスしています。優良で信頼できるMSPは、テクノロジー・パートナーに誘導されたり、影響を受けたりすることなく、個々の独立した良いアドバイスを提供してくれます。IT管理者として、MSPの知識と経験を活用し、さまざまなMSPにクラウド、ネットワーク、セキュリティのスキャンを依頼するようにしてください。経験豊富なスペシャリストは、技術的なIT組織だけでなく、IT組織の文化や人間的な側面も考慮してくれます。適切なMSPは、SASEクラウドやその他のテクノロジーの選択があなたの組織にとって適切でなかったことが判明した場合に備えて、出口戦略や移行戦略を常にサポートしてくれます。
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データセンターとコネクティビティの分野で長年のキャリアとプロフェッショナルな経験を積んできた私が、個人的に良い経験をしたMSPをお知りになりたいですか？私にご連絡いただければ、喜んで個人的なアドバイスをさせていただきます。SASEクラウドの最大の欠点、短所、リスクは何だと思いますか？下のコメント欄で教えてください。